君野可代子の絵

illustrator kimino kayoko

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源氏物語 紫の結び(二)(三)

松が明けてお正月気分も薄らいできたこの頃。
お正月、毎年ウチは玄関に門松として松の枝を1本飾りますが、この、お正月に松を飾るというのは平安時代の子の日(ねのひ)遊びの小松引きからきているのでしょうかね‥。

昨年9月にお知らせした荻原規子さん著、源氏物語『紫の結び 一』に続きまして・・・
『紫の結び 二』が昨年12月に刊行されております。
お知らせが遅くなって申し訳ございません。
装幀は(一)に引き続き中嶋香織さん。理論社より発行です。
紫の結び 二
装画は明石の君と姫君のせつない別れの場面を描きました。
挿し絵もモノクロで描いております。


そしてそして、今月1月中に『紫の結び 三』が刊行されます。
三巻で完結です。
紫の結び 三
装画は有名な女三の宮と柏木の運命的な猫の場面を描いております。
こちらもモノクロの挿し絵入りです。

私は今回のお仕事で初めて源氏物語を読むという機会を頂いたのですが、思わぬハードルがあったりするのですね。
そのハードルというのは登場人物の名前。
私が名前と思っていたものは実は名前ではなくて呼び名で書かれているんですね、藤原ナニガシのような表記ではなく身分や位、住んでいる場所などなど。なのでその人が出世したり身分が変わったりすると人物名も変わってしまうのです。
出世して何々に変わったという説明はありますけど、例えばすっかり親しんでしまった頭中将という呼び名が今度は権中納言に変わって次は‥なんて変化してしまうとなかなかついていけないです。
でも今回の『紫の結び』ではそれをカッコ書きでフォローしてくださっています。
他にも解りづらい歌の掛詞なども細やかなフォローで気づけるようにしてくださったりして。
登場人物の魅力やストーリーの面白さに、よりいっそう集中できるのではないでしょうか。
挫折しないように優しく支えられているような感覚で、平安貴族の雅な雰囲気にうっとりとしながら読み進められました。

挿し絵はあえて人物を描かず、平安時代の建物や調度、自然の風景などを物語に合わせて描きました。
京都まで取材に行かせていただいたり、資料をいろいろと集めてくださったりと、編集の芳本さんには長期にわたってたいへんお世話になりました。
心より感謝申し上げます。
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きみの

Author:きみの
1967年 神奈川県生まれ
1990年 セツモードセミナー卒業
2012年 MJイラストレーションズ(7期)卒業
神奈川県在住

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