君野可代子の絵

illustrator kimino kayoko

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文庫「女の一生 二部・サチ子の場合」

文庫本の装画のお仕事をいたしましたのでお知らせさせてください。
女の一生 二部・サチ子の場合

遠藤周作著『女の一生 二部・サチ子の場合新潮文庫。デザイン:新潮社装幀室。
奥付によりますと、文庫の初版は昭和61年3月。
今回は文字が大きく読みやすくなってリニューアルされることになり、それに伴って装画を描かせていただきました。

第二次世界大戦下、長崎で生きたサチ子という少女の一所懸命な姿に引っ張られるように読み進むうち、遠くの出来事のようだった戦争が時とともにじわじわと身近な所にしみ込んでくる様子がしんみりと伝わってきて、武器や暴力とは別の戦争の怖さを感じます。
そんな中でのサチ子の一途な恋に対する修平の気持ちがもどかしくて胸が痛くなりました。
宗教ってなんだろうという大きな疑問ものしかかってきて、つらくなったりもします。
立ちはだかるものが大きすぎてどうにもできないこと、どんなに強く思っても押しつぶされてしまうことってどんなものなのか。
サチ子や修平たちはどうしたか。
自分だったらどうするだろうか‥。
たくさん考えました。
それから、この時代があって今の自分たちの社会があることも。
8月にやってくる原爆の日と終戦記念日、今年はもうちょっと深く考えられそうです。

女の一生
タイトルに「二部」とありますように『女の一生』には「一部」があります。
「一部」は「キクの場合」です。キクはサチ子のおばあさんの従姉です。
今回「二部」が先にリニューアルされましたが、追って「一部」もリニューアルされる予定です。
そのときはまた、お知らせさせてください。
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コメント

この絵とてもよいですね。買ってみようかな。

Re: タイトルなし

正一さん

コメントありがとうございます。
うれしい。。そう言っていただけると苦しんだ甲斐があります。
小説は第二次世界大戦の頃長崎に居た人々のお話です。大浦天主堂が印象深く描かれています。
読み応えありました。

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きみの

Author:きみの
1967年 神奈川県生まれ
1990年 セツモードセミナー卒業
2012年 MJイラストレーションズ(7期)卒業
神奈川県在住

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