君野可代子の絵

illustrator kimino kayoko

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単行本『彼女の家計簿』

高校生の頃、私は地元の本屋さんでアルバイトをしていた時期がありました。
年末頃だったと思いますがバイトに行くと店頭の平台に数社の婦人向け雑誌がたくさん積まれて、豪華版という感じで分厚く付録がついていたのです。
その付録は家計簿でした。
婦人誌に毎年家計簿の付録が付くものがあるということを知らなかった私は、この特別号がものすごく人気があって、前もって予約していたお客さまも何人もいらしたし、他の本屋さんで売り切れていたのかお店に入ってくるなり家計簿が付いた雑誌ありますかと訪ねてくるかたもいらしたりして、へぇと驚いたのを覚えています。
買いにいらっしゃる女性はみなさんカッコ良く見えたなあ‥。

彼女の家計簿
単行本『彼女の家計簿』という小説の装画を描かせていただきました。
著者は原田ひ香さん、装幀は鈴木久美さん、光文社より発行です。
お仕事のご依頼をいただいたときが、私の引っ越しの時期と重なってしまって、なにかとご迷惑をおかけしましたことをお詫びもうしあげます。こちらの予定を優先的に考慮してくださって本当にありがとうございました。

ストーリーは違う時代に生きるそれぞれの女性たちの繋がりや抱えているものが何なのか、探りながら拝読していくうちに自分自身も物語の中に入り込んでしまって登場人物が知り合いのような気分になって、興奮してちょっと泣いたりしました。
引っ越しで私自身の生活が大きく変化する時に、お仕事を通してこの小説に出会うことができて、チカラを与えられたような、強くしっかり生きている仲間に出会えたような心強い気持ちになって、幸運なことだったなあと今振り返ってみてもそう思います。

彼女の家計簿彼女の家計簿
(2014/01/18)
原田 ひ香

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源氏物語 紫の結び(二)(三)

松が明けてお正月気分も薄らいできたこの頃。
お正月、毎年ウチは玄関に門松として松の枝を1本飾りますが、この、お正月に松を飾るというのは平安時代の子の日(ねのひ)遊びの小松引きからきているのでしょうかね‥。

昨年9月にお知らせした荻原規子さん著、源氏物語『紫の結び 一』に続きまして・・・
『紫の結び 二』が昨年12月に刊行されております。
お知らせが遅くなって申し訳ございません。
装幀は(一)に引き続き中嶋香織さん。理論社より発行です。
紫の結び 二
装画は明石の君と姫君のせつない別れの場面を描きました。
挿し絵もモノクロで描いております。


そしてそして、今月1月中に『紫の結び 三』が刊行されます。
三巻で完結です。
紫の結び 三
装画は有名な女三の宮と柏木の運命的な猫の場面を描いております。
こちらもモノクロの挿し絵入りです。

私は今回のお仕事で初めて源氏物語を読むという機会を頂いたのですが、思わぬハードルがあったりするのですね。
そのハードルというのは登場人物の名前。
私が名前と思っていたものは実は名前ではなくて呼び名で書かれているんですね、藤原ナニガシのような表記ではなく身分や位、住んでいる場所などなど。なのでその人が出世したり身分が変わったりすると人物名も変わってしまうのです。
出世して何々に変わったという説明はありますけど、例えばすっかり親しんでしまった頭中将という呼び名が今度は権中納言に変わって次は‥なんて変化してしまうとなかなかついていけないです。
でも今回の『紫の結び』ではそれをカッコ書きでフォローしてくださっています。
他にも解りづらい歌の掛詞なども細やかなフォローで気づけるようにしてくださったりして。
登場人物の魅力やストーリーの面白さに、よりいっそう集中できるのではないでしょうか。
挫折しないように優しく支えられているような感覚で、平安貴族の雅な雰囲気にうっとりとしながら読み進められました。

挿し絵はあえて人物を描かず、平安時代の建物や調度、自然の風景などを物語に合わせて描きました。
京都まで取材に行かせていただいたり、資料をいろいろと集めてくださったりと、編集の芳本さんには長期にわたってたいへんお世話になりました。
心より感謝申し上げます。

謹賀新年 うまどし

あけましておめでとうございます。
2014nenga_2014011221022582a.jpg
皆さまに楽しんでいただけるような絵が描けるように精進し、勇気をだして思いきってやっていきたいと、、いえいえ、自分も楽しんで良い絵が描けたらいいなと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

年賀状、だいぶ遅くなってお送りいたしました。
昨年の個展のお礼状もお送りしていなかったので年賀状でお礼をと思っていたのですが、年賀状もあまりに遅くなってしまって、いまさらお送りしてもご迷惑かとも思いまして、途中でお送りするのをやめてしまいました。スミマセン。
新年早々中途半端なことをしてしまいました。
今年こそ年賀状はクリスマスまでに投函するぞ!!
(鬼が苦笑するかもしれませんが)

本年が穏やかな良い年となりますように。

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きみの

Author:きみの
1967年 神奈川県生まれ
1990年 セツモードセミナー卒業
2012年 MJイラストレーションズ(7期)卒業
神奈川県在住

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